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代表 小川園子 (筑波大学)

日本行動神経内分泌研究会(JSBN)は、行動神経内分泌学を専門とする日本の研究者のための学術団体(任意団体)として2006年に結成されました。年次大会や研究セミナーを通して会員の情報交換や共同研究を促進するとともに、若手育成にも取り組んでいます。また、これまでに各種学会との合同学術集会も開催して参りました。 2010年には、本研究会のメンバーが中心となり『脳とホルモンの行動学 行動神経内分泌学への招待』(西村書店)を編纂しました。本書は、行動のホルモン調節の教科書で、JSBNで発表される研究分野の基礎を全般的に解説したものとなっています。ホルモンによる行動調節と聞くと、性行動を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、本書もしくはJSBNで扱っている内容は、性行動はもとより、社会的コミュニケーション、個体間のきずな、母性行動、攻撃行動、情動、摂食・摂水、リズム、睡眠、そして記憶・学習などの高次機能まで多岐にわたります。齧歯類を研究対象としている会員が多いですが、他にも魚類や鳥類、ヒトを対象とする会員もおり、そのバックグラウンドも生理学、神経科学、獣医学、心理学など様々です。 今後も、近接領域との連携を深めながら、この分野の研究を深めるべく活動を行って参ります。ぜひ、お気軽にお問い合わせ・ご参加下さい。